愛しい奴ら
金曜の夜、前の前の会社の子がふたり、夜中の2時半に来た。
もちろん、酔っている。
やつらはふたりとも同じ年。

こいつらは、うちをホテル扱いしやがって、
2日間風呂入っていない、くさい靴下をその辺に撒き散らす。

風呂に入って、リフレッシュしたかと思ったら、
酒呑みはじめて、
ひとりは「俺、彼女のことべだぼれなのに、仕事でなかなか会えなくて、
どうなのかな?よくわかんね」とぼやく。
おいおい、何年か前まで、私のこと好きだったんじゃなかったっけ?
そんなこと、私に相談すんなよ。

そうかと思うと今度はふたりで学生時代に聞いた音楽の話なんかで
盛り上がり、そしてやっぱり仕事の話し始めて、
最後は男2人でお決まりのお互い慰め合い。
そして、就寝。

ここ女の部屋ってわかってる?
主人差し置いて、なんでベッドで寝るかな・・
なんでふたりともいびきうるさいの。

そんなかわいい顔して寝ている奴らのところに、
一本の電話。
時計は、5時半。

さっき、ひとりが電話かけてた相手。
営業の頭やってる2つ年下の子。
奴も私がやめるとき、うちに来たことのあるくらいのつきあいなので、
私が代わりに電話に出てみた。

「ふたりとも寝ちゃったよ」
「そうですか。・・・・僕、終了です。決定ですから・・・・・」
「そっか。・・・・お疲れ様。・・・・また、みんなで飲もうよ。ね」
「はい」

そろそろやばそうだと2人が話していたので、
さほど驚かなかった。
奴は1年前に私がやめる、その1年くらい前から営業を仕切るポジションに立ってた。
プレッシャーに耐えながら、闘ってきたのを見ていたし、
私が会社を辞めた後にも一度、かつての勢いがなくなってすっかり弱っているときに、
2人で飲んだりしたので、疲れただろうなとしみじみ思う。

切ないけど、彼の力ない声を聞いたら、
早く開放してあげたくもなる。楽になれって言ってあげたくもなる。
そして、この選択が彼にとって間違っていなかったことを信じたい。

今日は、会社を辞めることが決まった営業のトップのそのすぐ下にいる奴から、
「姉さん、飲み連れてってよ(>_<)」
とメールが来た。

奴はビクビクしている。
自分が頭にされるんじゃないか、自分も辞めたい、自分もつぶれるのが怖い。

うちに泊まりに来た奴らも、
会社辞めるって話してきた奴も、
飲みに連れてってとメールしてきた奴も、
私は部外者だから、何も言えないし、何もできないことを知ってて話す。

私は話聞くか、抱きしめてあげるくらいしかできんぞ!
後は自分たちでどうにかせえよ。
かわいいやつらめ。
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by y.asd_xxx | 2005-03-15 04:24 | ふと思うこと