やっとこぎつけた出張校正
徹夜明け、休む間もなく、連日、1日あたり400件を回す日々。
ただ、原稿を整理して赤字を転記して、赤字が直っているかチェックして、
もうどの書類がどんな意味を持つのか、
今、どういう状況なのか、
今、回っていない原稿はどれなのか、
わからないまま、
そして、
クレームがバンバン出ているのに、気に取られる暇もないまま入稿。
入稿を同時に、オフィスのスタッフ全員に電話確認の依頼・結果の集計、
そして追加の赤字。
最終原稿が何枚も何枚もあって、さらにわからなくなる。
そうやってやっとの思いでこぎつけた主張校正。

時間が経つにつれ、編集長は怒りだす。

「絶対、俺、このページ見てないよ。
 記憶にないもん。
 どうしてこういう状況になるんだ」

 ・・・・・・・・・(いいえ、絶対に編集長に回しています。
       一日に400件見ているんですから、
       記憶に残らないのはわかりますが、
       言いがかりはやめてください。)

「何で転記されていない赤字があるんだ。
 どうしてそうなったのか、考えてくれる」

 ・・・・・・・・・(お答えしましょう。
    1.連日、全員がヘロヘロになりながら作業しているから、
      転記漏れがあってもおかしくないでしょう。
    2.代理店から追加訂正が何枚も何枚も来て、
      進行は何も考えず、ぐちゃぐちゃの私のデスクに置くので、
      さらに紛れてしまうんです。
      転記されていないで埋もれているページはもっとあるかもしれませんね。
    3.最終校の後に、何度も出ているページもあれば、
      初校が編集長の机で埋もれていてなくなってしまったページも
      ありますよね。どのページがどういう状況か
      誰がわかると言うのですか?
    4.編集長が営業の意見を無視して
      ゴリ押しして進めたフォーマットのおかげで、
      掲載ページの半分くらいに写真サイズの修正が入り、
      写真の差し替えも多く、ご存知だと思いますが、
      とにかく赤字の転記が死にそうなほど多かったんです。
      写真の指示にどれだけの時間が費やされたか考えてみてください。     
    私の力不足を十分認めた上で、十分反省しますが、
    これ以上は無理でした。つまり、“必然”と言えるでしょう)

「むかつくな。台割10くらい直したいところあるよ。
 何でこんな画像が通ってるんだ。俺だったら絶対赤字入れてるはずなんだけどな」

 ・・・・・・・・・・(何度も申しますが、編集長はご覧になっています。
        そして、私もじっくり見たかったですし、見落としたところも
        わざと見過ごしたところもいっぱいあります。
        スケジュールと制作会社、社内のパワーを考えて、
        判断した結果です。
        もともとこのスケジュールでは、妥協するしかないのに、
        今さら、そんなこと言わないでください。
        どの段階でも編集長に、もうここは直さなくていいですね、と
        確認しながら進めたつもりです。
        申し訳ありませんが、私には、これ以上何もできませんでした)

「俺、こんな状態で本出すの嫌だよ」

 ・・・・・・・・・・(そんなこと言わないでください。
        私の名前も、一緒に徹夜してがんばったアルバイトの子の名前も
        載るんです。
        この状況になるまで、何もしなかったあなたにも
        責任があるのでは?)

明日も、残りのページの出張校正が待っている。
明日もこの愚痴を聞かされるのか。
納品しても、後味が悪くなりそうで、くやしい。
[PR]
by y.asd_xxx | 2004-06-30 04:19 | 闘ってます