お世話になったデザイナーさんとの再会
その日に回る代理店さんは、たまたま
以前、働いていた会社で一緒にお仕事していたデザイナーさんの事務所の近くだった。 転職後のご挨拶がてら、連絡してみると、快く会っていただけるとのこと。 代理店さんとの打ち合わせを終え、11時半ころその事務所に向かった。 かつて一緒にお仕事したデザイナーさんは、笑顔で迎えてくれた。 この方には、本当に、無理難題をいつもお願いして、いっぱいいっぱい助けてもらった。 そして、いい作品をいっぱい一緒に作っていただいていた。 一週間、通いつめて、時間のない中、作ったものもあった。 いっぱいアイデアもらったのに、私の力不足で、活かせなかったものもあった。 本当に、たくさん教わったデザイナーさんなのだ。 今の職場で、私の担当は1つの媒体だけなので、 デザイナーさんに発注することは少なく、 なおかつお付き合いの長い、固定のデザイナーさんがいらっしゃるので、 私がお世話になったデザイナーさんにお仕事をお願いすることは、皆無に近い。 でも、これからどこでどんな仕事をするかわからないし、 そのうち、一緒にお仕事できるチャンスがあるかもしれない。 そんなチャンスがあれば、ぜひ一緒にお仕事したいから、会いに来たのだ。 「今、ここにいるんです」と名刺を差し出し、できたばかりの媒体を見せた。 デザイナーさんは、「へ~」と言いながら、媒体をペラペラめくり、うれしいほどじっくりその中身を見てくれた。 私が「ほら、ここに私の名前も入ってるでしょ」と奥付を示すと、 デザイナーさんは、「えっ、これを作ってるの?大変じゃん」と。 名刺を見て、編集じゃないところで働いていると勘違いしていたようだった。 私が編集を担当したというと、さらにじっくり見てくれ、「これ、もらってもいいですか?」と。 うれしかった。 私は「もちろん!そのつもりで持ってきたんですから。ぜひ皆さんで使ってください」と言った。 すると、「そうだよな。使ってもらわなきゃだめなんだよな。でも、おもしろそうだね」と。 私はこう答えた。「ええ、これまで硬い分野が多かったので、今の現場は楽しいですよ」 私が突然、前の会社を辞めた理由についてきちんとお話し、今も元気でやっていますということを話していると、デザイナーさんはふむふむと聞いてくれた。そして、他愛もない話を続けながら、お昼をおごっていただき、またお会いすることを約束した。 今の自分が、こうしていられることに感謝し、 そしてこれからの自分を支えていくためにも、大切な人との関わりを、私は大切にしていきたいと思った。
by y.asd_xxx
| 2004-07-26 02:35
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