8年ぶりの歯医者体験
2週間ほど前から、噛むと奥歯の歯ぐきが痛い。
仕事も一段落したし、再就職支援手当ても入って、ふところも若干余裕があるから、
久しぶりに歯医者に行ってみよう!
こういうゆとりの時間、自分をいつくしみ、いたわる時間って必要だ。

いざ、行こうと決意しても、数ある医者の中からどこに行けばいいか決めるのもまた面倒なもの。そこで、職場で、同じ町に住む子におすすめ歯医者さんを紹介してもらった。

早速、土曜日にその歯医者さんに行ってみる。
すると、真新しいその診療所は、3階建てになっており、1階が受付、2階・3階が診察室になっていた。土地代を浮かすためという理由なのだろうが、受付で待っていると、これがうまいことに泣き叫ぶ子供の声が聞こえにくい。聞こえるには聞こえるんだけど、遠くでかすかに聞こえるくらい。しかも受付には液晶テレビがあって、女子バレーボールの韓国戦なんかやってるから、余計に聞こえないようになっている。

予約もしないで行った私は、雑誌を1冊見終えるころ、呼ばれた。
2階に上がると、階段を登りきったところに、すでに歯科助手さんが立っていて「こんにちは」と笑顔で迎えてくれた。
「まず、レントゲンを撮りましょう」と言われ、奥のほうに連れられていく。
まず、レントゲンを撮るのに、変な服を着させられ、口に四角いものを噛まされ、機械の前に立たされた。顔の位置を決めると、機械が音楽とともに私の顔の周りをくるくる回り始め、
あっという間に撮影終了。
診察室に入り、「しばらくお待ちください」と言われ、座らされる。
ほどなく、私一人のために液晶テレビを持ってきてくれ、リモコンまでくれた。
私は歯医者に来ていることも忘れ、バレーボールに夢中になる。
試合がおもしろくなってきたころ、「こんにちは」と先生らしき人が、今度はパソコン持ってきた。
先生は、「どうしました?」と軽く問診し、パソコン画面を私に向けた。
画面には、私の歯のレントゲン写真が画面いっぱいに映し出され、私は初めて見る私の口と対面した。
「痛いとおっしゃっていた左の奥から二番目の歯。こちらは銀歯になっていて、すでに神経が抜かれています。でも、銀歯と歯ぐきの隙間からばい菌が入ったのでしょう。神経の先の部分が、この暑さのせいで膿んでいます。これが歯が浮いたような感じ、噛むとき痛みを感じる原因です」
と丁寧に説明してくれた。
そして、私の口に手をかけ、パシャ!。なんと小型カメラで歯の写真を撮り、すぐさまパソコンの画面で見せてくれ、こう言った。
「歯はとてもいいですね。よく磨けていますよ。でも、(ブラッシングが)早いんですね。
 早いから毛先が届いていないんです。ほら、汚れ。ほら、歯石。ほら、ここも虫歯」
写真で見せられると、ものすごく反省してしまう。
そして、こう言い当てた。
「治療が施されているのが、全てかなり昔なんですね。
 歯と銀で銀の方が硬いんです。
 歯が磨り減ってきているのに対し、治療して入っている銀歯の部分はそのまま残っているという状態だから、その間に溝ができて、虫歯になっていますね。ほら」
さらに小さくなって、「すいません。歯医者さんに来るの、8年ぶりなんです」と白状した。
先生は優しく、「今日は、この膿んでいる部分を治療しちゃいましょう。今入っている銀歯を抜いて、中に薬を入れて、膿みを出します。すでに神経は抜いてあるので、痛くはないですけど、8年ぶりだから、どのくらいの(怖い)感覚か覚えていらっしゃらないと思うので、痛かったら左手を上げてください」と言った。
 いよいよ治療開始。
 キーン、ウイーンという、鳥肌の立ちそうな嫌な音を聞きながら、
 器具に舌が当たらないよう、舌の位置に神経を集中させ、
 先生の力がだんだん強くなるのにおびえていた。
とっても怖かったけど、思ったほど時間もかからず、治療は終了。
「はい、薬が効くまで20分くらいは、ものを食べないでくださいね。もし、痛くなるようだったら、予約に関係なく来てください。救急で、処置しますから。
 今日は、久々で緊張したでしょう。お疲れ様でした」
 先生と助手さんたちみんなに見送られ、1階に降りた。

最近の歯医者さんは、こんなに機器が揃っていて、こんなに親切なのかと感心した。
列記としたサービス業だと思った。
そして次回の予約をして、歯医者を後にした。
久々の歯医者体験は、私によって、ドキドキしたものの、発見が多く、楽しかった。
[PR]
by y.asd_xxx | 2004-07-26 04:10 | おもしろ~い!