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切れられた週末
週末は最悪の気分だった。
何が何だかわからないけど、一緒に飲んでいた先輩がいきなり切れ出した。
何が彼女の逆鱗に触れたのかはさっぱりわからない。
彼女が今の会社でどんな辛い経験をしてきて、
私たちの話をどう受け取ってしまったのか、
理解できないが、
「社員になるつもりもないのに、高い給料もらってて、
 愚痴や文句を言うな!」
と言うのだ。

彼女曰く、今の会社の社員は、どうしようもなくならない限りみんな愚痴をこぼさないのだとか。
みんな不平や不満を飲み込んで、我慢して、耐えられなくなってからしか言っちゃいけないんだ。それはそれはかわいそうに。切り出す前に、「辞める」って決めちゃう人も多かっただろうに・・・と私なんかは思ってしまう。

愚痴ったって、言ってすっきりするだけの「発散型」の愚痴と
どうにか改善したい、どうしたらいい?っていう「発展型」の愚痴って2つあるでしょ。
いずれにせよ、現状がよくない、改善したいっていう、至って健全なことだと思うんだけどな。

我慢することが大人?
我慢してストレス溜めて、つぶれるほうがよっぽど子供じゃない。
そんなにうまくコントロールできる生き物じゃないんじゃない?人間って。
でも、昔、かわいがってくれた社長に「お前にみんな言いたいこと言えるやつばかりじゃない」って言われたことあったな。
でも、やっぱり言おうよ。そして聞いてあげようよ。飲もうよ。
嫌なこと洗い流して、次の展望語ろうよ。未来の話しようよ。
じゃなきゃ、つらい今が救われない。
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by y.asd_xxx | 2005-02-12 02:15 | 闘ってます
仕事への「思い」「こだわり」
今日も、入社して一週間というのに同僚と口論した。
理由は、組織の体制上、彼女の仕事を私が引き継ぐことになっただが、
なかなか彼女が仕事を引き継がず、
彼女の仕事も滞り、みんなが迷惑するから、早く引き継いでほしいという内容。

彼女から引き継いだ仕事に、追加で赤字を入れたり、
彼女の赤字を修正したことを、
編集長に了解を得てしたにもかかわらず、彼女が気に入らず、私に怒鳴ってきたのが
発端。私は、引き継がれないなら、どう関わっていいのかわからない。他の仕事との調整もできない。アシスタントとして入ったわけじゃない。
任されるからには、編集長に判断してもらってよければ、自分の考えで進める。
でなければ、このページは責任持てない。

彼女がラフも取材もコピーも手配して、クライアントともやりとりしていた。
「誌面への思い入れ」も「こだわり」も「クライアントへの思い」ある。
彼女も仕事が「好き」なんだろう。

でも、彼女はやるべき仕事をして、別のステップアップを会社から求められている。
彼女が仕事を引き継がないことは彼女も評価が下がる。
自分も上司から期待されていることができない。

編集長にも確認し、「私も何度も早く引き継げ!と言っている」と確認がとれたので、
冷静に再度彼女と話し合い。
なんとか理解してくれたみたいだ。
編集長も、「今すぐクライアントに電話して、引き継ぐことを伝えなさい!」と言ってくれ、
回収した。
ふ~。ひと段落。

そして、彼女は深夜12時になってから、「明日9時半の営業会議用の資料をつくらなきゃ!」
と言い出した。そんな仕事があることなど、編集長も私も知らなかった。
今からやるんじゃ、編集長もどんな内容を営業に出すのかチェックもできないし、
トホホだ。

仕事が好きなんだろうな。
好きな仕事がやるべき仕事とイコールならいいのだけど、
そうでないと、単なる「趣味」だと、かつて上司に言われたことがある。
仕事を抱え込みすぎたとき、「思い」で仕事をするな。できないだろ!ともよく怒られた。
彼女も早く気づいてくれればいいのだけど・・・。
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by y.asd_xxx | 2004-12-09 02:08 | 闘ってます
リストラ勧告を受けての小さな抵抗
「この度の本誌休刊にあたり、時期的なことを考えても、
 次の仕事への不安が募ります。

 また、本来なら派遣先責任者である事業部長と、
 派遣元の担当者であるTさんで交渉するはずが、
 事前に事業部長直々に面談し、解雇宣告を受けたことについて、
 派遣先から非常に圧力的な対応をされたと受け取っております。

 すでに次号のスケジュールを作成していたほか、
 次号以降への展開を予測して動いていたにもかかわらず
 あまりに急な休刊について、他の派遣社員をはじめ、
 私自身かなり憤りを感じております。

 事業部長と直接お話して確認したところ、
 休刊が決定したのが11月2日で、
 発表した4日は最短であるとはうかがいましたが、
 校了日前日の突然の発表によって、
 モチベーションが一気に下がったことは否めません。
 もう少し、事前にわからなかったものかと残念に思います。

 事業部長とのお話で、直接申し上げましたが、
 この半年間の中で、
 ・アシスタント(堀さん、武田さん、杉村さん、渋江君)の教育
 ・社内営業・進行管理への教育
 ・DTP会社の教育
 ・取材発注先の開拓~教育
 ・代理店回り、代理店・クライアント向け資料作成
 ・クレーム・トラブル処理
 ・原稿用紙作成
 ・掲載規定作成
 ・自社広告作成
 ・オフィス配送リストの入力~集計
 ・アンケートの入力~分析
 ・通常の入稿、校正、リライト等々
 契約以上の働きはしてきたつもりです。

 ちなみに、6月の労働時間は318.5時間、時給換算すると784円です。

 これも本誌が続くこと、エリアを拡大すること、読者もクライアントも増えることを
 期待だけでなく、信じていたからここまで貢献してきたのに非常に残念です。

 その功績や、苦労に対し、『ビジネスだから』と一言で片付けられ、
 1ヵ月後に終了というのは、
 会社の見通しの悪さを批判せざるを得ません。

 1ヵ月間は雇用が確保されるだけでも喜ばなくてはならないのかもしれませんが、
 御社からも、今後、派遣先としてお考えなら、
 一度、派遣先に派遣スタッフの思いと伝えていただきたくお願いします。

 何卒、よろしくお願い申し上げます」

事業部長との交渉は、坦々と進められた。
あまりにあっさりと、事務的に、形式的に話された。
私で5人目ということもあり、同じことを何度もくりかえし言ってきたのだろう。
自分が意見を言えば言うほど、無力に思えてきて、より一層むなしくなるばかりだった。
机をひっくり返してやろうとかと思ったけど、それよりも何よりも早くその場から
立ち去りたかった。

「残り少ない時間ですが、プロとして精一杯お願いします」
彼が最後に言った言葉だった。
「もう校了しましたから、私のスキルや経験が活かされる仕事はもうありませんけどね」
そう、私は言い放って、立ち去った。

もし、私が彼の立場なら、
「最後まで、がんばってください。
 それがうちの会社があなたに一番望むことですし、
 あなた自身がこの作品にどこまで貢献したかの証ですから。
 次を一緒に作れなくなってしまったのは、本当に悔しいですが、
 最後までいい仕事をしてください。期待しています」
こんな風に言っただろうか?つらいことを言わなければならない立場なのはわかるが、
彼は会社のことしか口にせず、携わってきた人のことなど、
考えていないように思え、笑えてくるほど腹が立った。

席に戻って、そっとPCを立ち上げ、派遣会社の営業宛に上記のメールを書いた。

夕方、営業が会社に飛んできた。
「すいません。すいません。こんなことになるとは・・・僕も初めてです。
 本当にすみません」
何度も何度も頭を下げて謝っていた。自分のせいじゃ、これっぽちもないのに、
彼はひたすら謝っていた。
そして、自分が全営業にお願いして、最優先で仕事を探してくれると約束してくれた。

本がなくなること、組織がなくなること、人が解雇されること、
それがこんなにあっけなく行われるものかを知った。
でも、派遣元の営業をみたら、不安が少しふっとんだ。
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by y.asd_xxx | 2004-11-12 01:19 | 闘ってます
リストラが始まりました。私にエールをください。
今日からリストラが始まった。
次々に事業部長と面談し、4人の退職日が決定した。

ブック立ち上げ当初からいた営業の女性も、社員以上に、誰よりも売り上げに貢献していたのに、あっけなく来月初旬までと決まった。
アシスタントの話によると、トイレで泣いていたという。
もう一人の営業の女性は、今月末。
進行管理も今月末か、来月初旬で決まったらしい。

つまり、面談とは名ばかりで1ヶ月以内に退職宣告を受けるだけということか。

だから、私を採用し、評価してきた上司を同席させないというわけですか?
圧力的な行為に、腹が立つ。
こんなひどい扱いを受けるとは微塵も思わなかった。

事業部長本人が、現実からかけ離れた目標を設定して、
取締役クラスを説得するために、発行周期を早めたり、エリア拡大していくことを推し進めていたくせに。

版が増えた時のことを想定して、
アシスタントを必死で教えたり、進行管理を教育したり、
代理店を回ったり、代理店やクライアントを説得するための資料を作ったり、
DTP会社を教育したり、新規の取材先を開拓して教育管理したり、
掲載規定作ったり、未知のジャンルの規定を調べたり、
みんなの愚痴聞いたり、
それが、すべて泡のごとく消えてしまう。

上司は、精算する際に、つけこまれないようにと、
制作会社にはしばらくは休刊になったことを黙っていると言う。
つまり、一緒にがんばってきた人たちに挨拶もできずに私は去るしかないのだ。

明日、私が退職勧告を受ける番。

週末ネットで仕事を探してみたが、予想どおり仕事はなかった。

行き場のない憤りをどうすればいいのか、事業部長にぶつけようかとも思った。
しかし、事業部長だけが痛手を負わないわけがない。
部署が解体し、精算処理がすんだら、彼は居場所があるかさえわからない。
でも、冷静に考えてみれば、彼はもともと国立出身の元コンサルというエリートだから、他でも引く手数多だろう。
彼には媒体は向いていなかったというだけで、傷がつくわけじゃないのかも、と思えてくる。
彼は媒体がなくなっても、残念とか、悔しいとか、寂しいとか思っているのだろうか?
今、取り急ぎ解雇するのは私を入れて6人。
どんなに媒体に貢献したとした人材であっても、そんなことは関係ない。
彼は年内には部を精算したいのだ。
心が痛むなどあるのだろうか?

就職情報誌を作っていた以前の会社の社長からこんな話を聞いたことがある。
「私の知り合いの人事は、大量にリストラしなければならなかった。
 彼にはボディーガードをついていた。
 なぜなら、リストラされた人からの逆恨みで、その人事は殺されかけていたからだと言う。
 我々は人の人生を左右してしまう人事の苦悩や痛みを理解して
 この仕事に携わらなければいけないんだ」

しかし、明日、まさに私をリストラしようとする事業部長は、人事ではない。
痛みなど持たない人なのだ。

媒体がなくなるのは、事業部長だけのせいではない。
そんなことは重々承知していた。
会社の財務体制から、いつまでも累積し続ける赤字に耐え切れないと判断されたこと。
媒体が競合他社に比べ、コスト高で、時間もかかる半径をしていたこと。
後発であったにもかかわらず、営業がノウハウを持っていなかったこと。
競合他社と差別化するために、編集サイドがクオリティにこだわりすぎたこと。
指揮命令者である事業部長があまりに媒体づくりに無知だったこと。
媒体に社名が付いていることや社長案件であることに過信し過ぎたこと。
派遣の私でさえ、いくつも要因が思い浮かぶ。
私は、たまたまどうすることもできない悪循環の中に居合わせてしまったに過ぎないのだ。

媒体は減っているけど、たくさんある。自分はどこでも生きていけると思った方がよさそうだ。

ビール片手にブログを書いていると、今の状況が他人のことのように冷静に見えてくる。
ちょっと助かった気がする。
そういえば、私の人生、こんなこと続きだった。大したことじゃない。
ってゆうかなんとかするしかない。
よしっ。 寝よう。

でも、もしもこのブログを読まれた方でこんな私にエールをいただけるのなら、
心よりお待ちしております。どうかパワーをください。
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by y.asd_xxx | 2004-11-09 03:30 | 闘ってます
突然の休刊宣告
休み明けの木曜日。
校了日の前日。

上司である編集長から、1通のメールが届いていた。

「お疲れさまです。

 大変残念なお知らせがあります。

 詳しくは、本日13時に事業部長より伝達がありますが、かなり深刻です。
 それまでは、話をしないよう言われていますので、
 申し上げることができません。

 まったく力不足で、申し訳ありません」

送信されたのは、前日。
編集長は、台割を作るために出社していたはず。
こんなメールを書くためでは決してなかったはずだった。

メールのとおり、午後1時に、部全員参加の会議がセッティングされていた。

上司にメールの真意を確かめるようなことは決して許されない、
そんな雰囲気を醸し出していた。

緊張感を抱きつつ、ただひたすら刻々と時間が過ぎるのを待った。


午後一時。
会議は、普段と違い、薄暗い、重々しい雰囲気のミーティングルームで行われた。
すでに各自の席に資料が配られている。

先日発表になった人事異動に伴い、新しい組織図が記されていた。
事業部長は、新しい組織について、坦々と説明し始めた。

一段落ついて、事業部長が本題に入るといった面持ちになり、全員が息を呑んだ。

「誠に残念ながら、ブックは現在製作中の11月号を以って、
 一時休刊ということになります。
 復刊の予定は今のところ立っておりません。

 すでに次号の営業が始まっていたので、
 申し込みをいただいたお客様には、全てキャンセルということでお願いします。
 この時点から、営業の皆様にはその対応をお願いします。
 突然のことですので、私の方で、クライアント向けの書面を用意しますので、
 営業の方はそれを配っていただいても結構です。
 クレームに発展するようであれば、私が同行します。

 これまでブックに関わっていただいた派遣の方、アシスタントの方について、
 来週、私が直接面談させていただきたいと思いますので、この後残ってください。
 
 今回の号が最後となりますので、最後までプロとして責任を持って仕事をして
 いただきたいと思います」
 
事業部長の報告は、10分程度だっただろうか。
誰も言葉がなかった。

編集長の顔が見れなかった。

席に戻り、じっと座っていられずふらふらしていると、
目の前の席のWEBチームの男の子が、腕をつかみ、無言で「元気出して」と訴えた。
その瞬間、涙が溢れた。
会社を首になったことはあっても、媒体がなくなるのは初めてだった。
悔しくて、悔しくて、寂しくて、寂しくて、泣き崩れた。

そして、来週から私は仕事がなくなる・・・・・・・・・・。
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by y.asd_xxx | 2004-11-04 22:59 | 闘ってます
エリート上司に、泣かされて
入稿から、20日。やっと、明日納品になる。うれしい。

仕事がひと段落つき、
若いギャルたちと映画見に行ったり、昔の上司と朝まで飲んで歌ってたり、
昔の同僚と熱く語ってたり、ひたすら寝まくったり、
野外イベントに行ったり、部屋中掃除しまくったり、レンタルビデオなんぞ観たり、
ひたすら現実逃避していた。

ふと気がつくと、
次の号の営業が始まっており、
やれ反省会をやるだの、原稿用紙の改定だの、
代理店からクレームだの、制作会社からクレームだの、
ふっかけられた請求書が来ただの、
給料上げてくれないと次はやらないだの、
あちらこちらで、ガヤガヤ騒ぎ出して、いつまでものほほんとさせてはくれなかった。

でも、本気になったところで、
会議資料を何枚作っても、何時間会議で主張しても、
時間を重ねるたびに思うのは、
「そこから説明しなきゃわかんないの?」と落胆するばかり。

出版社のはずなのに、なぜかうちの部署は、有名国立大学出身のエリートさんたちが、
ずらりと上のほうにいらっしゃる。しかも揃いも揃って、転職組み。
本を作ったことなどあるわけがない。
本を作ったことのある人は、編集長と私だけ。
だから、クライアントや、別会社の人と毎日話しているようなもの。
競合他社のサイトを捕まえて、「えっ、(うちのサイトと)違うんですか?」などとのたまう始末。
何か1つでも、制作の立場からこうすべきですよ!と言おうものなら、
あらゆるパターンをシミュレーションして、すべてを検証しなければ納得してもらえない。
制作のノウハウ、これまで培ってきた勘などは、全く聞く耳をもってくれない。
信用されていないらしい。

これまで本を作って来た私や編集長にとっては、
もっと改善すべき点はいっぱいあるのに、
全然前に進まないのだ。
素人に説明するのに、どれだけ我々の時間を費やせば気が済むんだろう、
とため息を落とすばかりだ。

会議はほとんどが2時間を超える。
そして、そのほとんどが、
「じゃあ、次回の会議は何日」しか、決まらない。

今日も、午前中長い会議で、
午後は夕方7時からの会議資料作りに追われ、
会議は編集長にがんばってもらうことでうまく逃れられたが、
クライアントからクレームを回避すべく原稿用紙を改定しなければならない。

ああ、憂鬱だ。

組織に、つぶされそうだ。やる気がどんどん失せていく。ああ、なぜわかってくれない?
本を世の中に出すことの責任の重大さを早くわかって。
本を作る上での必要な手順を、ちきんとした優先順位で行わなければ、
どんなトラブルが起こりうるのか、早くわかって。
クライアントから、読者から見放されるのは、あなた方が思うよりもずっと早いということに
早く気づいて。
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by y.asd_xxx | 2004-09-29 02:21 | 闘ってます
ブログ復活です!訪問してくれてた方m(_ _)m
無事、今回の本がすべて入稿完了できました。
今回は、徹夜4日。当然、土日なし。
しかし、体力的にというより、精神的に辛かった。

心の友が去り、
一方でものすごく頼りになるスタッフに出会い、
一方で毎日泣いては、私の仕事を増やす人もいたり、
既存の代理店で手を焼いていると言うのに、
新しい代理店2社とのバトル、
相変わらずの営業の急なお願いとトラブル・クレーム・イレギュラーの嵐、
さらに、
となりの部署では、仕事上も、人間関係さえも壊れ、
連日、相談(愚痴)を聞く羽目に(私も聞いてもらっていたので、おあいこだけど)、
まあ、疲れた。
懸命に改善しようと奮闘するも、正直がっかりすることも多かった。

まあ、おいおい、お話しましょう。
今日は、これから、明日の会議のため、
今回の制作の反省点をまとめなければならないので・・・・・。

とりあえず、ブログに訪問してくださった皆さま、
しばらくぶりです!
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by y.asd_xxx | 2004-09-14 04:39 | 闘ってます
クレーム対応
営業の若い子が私宛にやって来た。

営「◆◆の店舗の念校で、赤字が直ってないんです。
  どうしてですか?
  xxxさんに、赤字渡しましたよね」

私「何?
  …・・・・・・ん、よく覚えてないけど、
  この赤字の意味は、こう解釈して、こう解釈したから、
  反映してない、・・・と思う。
  だいたいね、
  クライアントの赤字が全部そのまま反映されるわけじゃなくて、
  編集部で統一表記に修正が入るものなの、ね」

営「違いますよ。これはこういう意味ですよ。
  だいたい、ここはウリなんですよ。
  こんなに明確になっているじゃないですか」

私「え~、わかんないよ。
  クライアントには申し訳ありませんとしか、言いようがないけど、
  一気に400件見てるんだよ。この赤字は意味はどういう意味で
  って、解釈が間違っちゃうこともあるでしょう」

営「400件見てるからなんてクライアントに言えないですよね。
  そんなの言い訳にならないですよね」

私「そりゃそうだよ。
  だから、申し訳ないって言ってるじゃん。
  うちのミスだよ」

営「じゃあ、ウェブはちゃんと直ってるんですか?
  おかしいですよね。
  ウェブはちゃんと直ってて、何で本だけ間違ってるんですか?」

私「ルートが違うの。
  まず、営業が回収してきたものは、進行管理が受け取って、
  そのコピーがウェブチームと、制作チームに来るの。
  本来なら、本の内容がフィックスしたら、それをウェブに入力するのが
  一番いいの。だって、本と同じ内容が載るって詠ってるんだもん。
  だけど、時間がないから、途中の段階で入力を始めているの。
  で、ウェブはそのまま入力してる。
  制作は、掲載規定と照らし合わせて、校正して、赤字を入れるの。
  だから、現段階では内容が違うのよ」

営「じゃあ、なんでこういう状況が起こるんですか?」

私「だから、原因は言ってるじゃない。
  ウェブと紙は、校正してるか、しないかの違いで
  掲載内容が、現段階では違ってる。
  クライアントからの赤字が反映されていなかったのは、
  制作の判断ミスで、修正を入れなかった。
  クライアントにはどう言うかは別よ。
  修正漏れです。すいませんって言ったほうがいいかもしれないよ。
  それは、私には判断できないし、責任取れない」

営「だってね、xxxさんに渡しましたよね。
  進行管理は忙しそうだったから、xxxさんに直接言ったほうがいいと
  思っていたのに...」

私「あのね、進行管理が忙しそうだったからって、
  私たちだって、1日に400件回してんのよ。
  じっくり考える余裕なんて、なかったわよ。
  確かに、私は受け取ったし、赤字を見落としたのも私よ。
  でも、私には責任は取れないの。
  それ以上は、編集長に言ってちょうだい。
  編集長だって、全部を見て判断してるんだから」

営「納得いきません。原因と責任の所在を今日持っていくって
  僕は平謝りで昨日行ってきたんです」

私「だから、私には責任取れないの。
  もし、必要なら、謝罪文も書くし・・・」

営「書いてください」

私「謝罪に行けと言われれば、行くけど」

営「来て下さい」

私「それを判断するのは、君じゃなく、編集長なの。
  編集長からの指示がなければ、わたしには判断できないの。
  どれくらい大きな問題で、どのくらいの対応が必要かは
  私には判断できないの」

営「納得いきません」

私「納得いってるか、どうかなんて知らないよ。
  だいたい、本来クライアント交渉をどうするか判断して動いてる
  進行管理に相談したの?」

営「してません」

私「営業の部長に報告したの?」

営「まだ、してません」

私「おかしいでしょ。
  いい。クレームがあったら、まず、進行管理と営業部長に報告相談するもの。
  そして、原因と今後の対策を考えるのは、現場の私と編集長で考える。
  君が調べてなくても、私たちの仕事。
  で、会社として、どう対応するか、営業部長と編集長で判断してもらうものなの」

営「そういうもんなんですか?
  でも、編集長、いらっしゃらないですよね」

私「来たら、確認するわよ」

営「僕が言いますよ」

私「いや、私が報告して、確認とる」

15分かそこらこうしたやりとりをした後、納得しない表情で若い営業は、
席に戻っていった。
疲れた。そして、私が悪いのは認めるが、正直頭来た。
思わず、となりの席のウェブチームの方に、
「私、間違ってます?」
と聞くと、
「進行管理の方、今日お休みなの。営業部長もいないし、編集長もいないし、
 今日クライアントのところに行くって言っちゃった手前、
 どうしていいのかわからなくて、ぶつけたいのよ」

ほどなく、会議から営業部長が戻ってきた。
そして、編集長もきた。
心を落ち着け、編集長に経緯を報告する。

編「は? なんで、こんな時期に念校なんて持ってったの?」

私「さ~。
  ちなみに、お金取れていないところです。
  どうしましょう。営業は、謝罪文を作ってくれって言ってますけど」

編「作ってあげたほうがいいでしょう。
  こういう間違いはよくあるものです。
  今後二度とないようにしますという感じで、私の名前で作ってください。
  チェックしますから」

私「はい」

しばらくすると、営業部長に呼ばれる。

部「なんで、こういうことになったの?」

私「この部分についてはあえて書く必要ないと思って、
  この部分については、赤字の意味というか、すでに書いてあることとの
  違いが見出せずに、直しませんでした」  

部「ってゆうか、単に漏れたってことだろ」

私「はい。
  で、編集長とお話して、謝罪文は作ろうということになっています。
  申し訳ありませんでした」

部「ん、でも、こういうのはまず誤りに行って、それで済むんなら、そうしとけよ。
  謝罪文持って行ってもいいけど、出さなくていいんであれば、
  出すなよ。出したら出したで、面倒なことになる可能性もあるし。
  向こうがそれでも、怒っているようなら、上司連れて来ますって言って
  帰って来い。
  でも、そんな大げさなことのように思えないけどな」

やっと話のわかる人たちが来てくれてよかったと、私はかなりほっとした。

クライアントのことを考える若い営業の熱意は十分認めるが、
クレーム対応の方法がわかっていない。
そして、責任をとる人間、そして謝罪文を出すことの弊害もわかっていない。
何より、担当者(まあ、私だから対抗できたからいいけど)をつるし上げるのは、
違う。これが、アルバイトの子だったら、泣いていただろう。
あなたに責任があると言わせたい勢いで責められたら、
泣いてすめばいいが、
「もう編集の仕事なんてしたくない。こんな職場で働く自信がない」なんてことに
なったら、取り返しがつかない。
そもそも、校正ミスがあるのは、ギリギリまで営業して、
タイトなスケジュールの中で校正する羽目になったのだから、
営業が責められた話ではない。
こういう時こそ、一緒に考えて、解決していかなければ、
営業と制作がギスギスしてしまう。
若い営業にはそこまでわかってないだろうな。

散々、大騒ぎしていたくせに、
3時ころ、若い営業君から電話が入って、
「クライアントのアポが取れなくて、あさってになりました!」
と。おい、おい、本当に振り回してくれる奴だな。
勘弁して。
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by y.asd_xxx | 2004-07-08 03:34 | 闘ってます
営業は売ったら終わり
反省会が始まった。
戦いのときだ。
このときばかりはと、ジャケットを着て、ビシッと決めて臨んだ。
会議資料もこれでもかというほど綿密に作った。
準備は万端。

いざ出陣。

会議は1週間前からメールで通知してあったにもかかわらず、
編集長と私と進行管理しか集まっていなかった。
営業部長も、営業兼発送担当も、データベースチームのリーダーも、
そして事業部長さえも外出で遅れると連絡が入った。
拍子抜けしそうだったが、どんな状況であっても
せっかくの発言のチャンスを無駄にしてはいけないと、意気込んだ。

15分ほど遅れて、営業の部長が来て、その後ほどなく営業兼発送担当も来たので、
とりあえず始めることにした。

まず、はじめに制作から営業へのお願いとして、
「営業がクライアントに初校を持っていく前に、チェックをしてほしい。
 これは、編集のいたらない点を補っていただきたいというのではなく、
 直接クライアントとやりとりされている方の目で、チェックした上で
 持っていかれたほうが確実だし、トラブルも事前回避できると思うからです。
 いかがでしょうか」

私的には、当然のことを、かなり丁重にお願いしたつもりだった。
私にとっては、そんなの当たり前でしょ、じゃなきゃ営業は単なるトラフィックか
御用聞きかい!と言ってやりたい気持ちでいっぱいだった。
しかし、返答はこうだった。

「無理。
 営業は売ったら、納品されるまで見ないよ。
 チェックって言われても、できないと思うし、
 それをやると、制作も面倒だと思うよ。
 営業は売ったら終わり、あとはクライアントとの交渉もクレーム対応も
 すべて進行管理の仕事。うちの営業スタイルってそうだよな」

ショックだった。
営業がものづくりに、そんなに責任ないものかと、
これまでの職場とのギャップにショックだった。
売ったら終わり。それがここの営業スタイル。
編集長も、営業やってた経験あるけど、「チェックすべき」って言ってたくせに、
部長に「な」って言われたら、下向いちゃうし。
営業部長にそう言い切られてしまっては、もう何も言葉はなかった。

「それよりも、やり方をもっと考えたほうがいいじゃないの?」
という営業部長に、
「対策につきましては、
 進行管理と相談しながら、
 まず、原稿用紙を改定して、
 なおかつ、役割分担を明確にして、
 代理店や制作会社にも再度レクチャーをしようと話しています。
 そして、確実にできるよう、スケジュールにもう少し余裕をお願いしたいと思っています」
と、逆襲した。

会議は、淡々と進み、いつものように何が決まったのかうやむやにされるのが
嫌だったので、最後に全て確認して、私が議事録を作ることも確約した。

これで、会議が終わるはずだった。
しかし、最後に大きなミサイル攻撃された。
それは、すでに営業部長が他の用でいなくなった後だった。

進行管理のおじ様が、
「告白しなければならないことがあるんです。

 ・・・私、営業に戻ることが決まりました」

「は?」

編集長と崩れ落ちた。
「じゃあ、誰が進行管理をやるんですか?」と聞くと、
今回、初めて担当したアシスタントと新しい人を採るのだと。
アシスタントも、もうやる気になっているとか。

おいおい、やる気になっているのはいいが、
泣くぞ~、
そして泣いてもやってもらわなきゃだめなんだけど、わかってる~?

編集長と、次号はクオリティを上げるためにあれもしよう、これもしようと思っていた構想が
あぶくと散った。

なんで、編集に何の相談のなく、どんどん苦しい状況になっていくのだろう。
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by y.asd_xxx | 2004-07-08 01:27 | 闘ってます
やっとこぎつけた出張校正
徹夜明け、休む間もなく、連日、1日あたり400件を回す日々。
ただ、原稿を整理して赤字を転記して、赤字が直っているかチェックして、
もうどの書類がどんな意味を持つのか、
今、どういう状況なのか、
今、回っていない原稿はどれなのか、
わからないまま、
そして、
クレームがバンバン出ているのに、気に取られる暇もないまま入稿。
入稿を同時に、オフィスのスタッフ全員に電話確認の依頼・結果の集計、
そして追加の赤字。
最終原稿が何枚も何枚もあって、さらにわからなくなる。
そうやってやっとの思いでこぎつけた主張校正。

時間が経つにつれ、編集長は怒りだす。

「絶対、俺、このページ見てないよ。
 記憶にないもん。
 どうしてこういう状況になるんだ」

 ・・・・・・・・・(いいえ、絶対に編集長に回しています。
       一日に400件見ているんですから、
       記憶に残らないのはわかりますが、
       言いがかりはやめてください。)

「何で転記されていない赤字があるんだ。
 どうしてそうなったのか、考えてくれる」

 ・・・・・・・・・(お答えしましょう。
    1.連日、全員がヘロヘロになりながら作業しているから、
      転記漏れがあってもおかしくないでしょう。
    2.代理店から追加訂正が何枚も何枚も来て、
      進行は何も考えず、ぐちゃぐちゃの私のデスクに置くので、
      さらに紛れてしまうんです。
      転記されていないで埋もれているページはもっとあるかもしれませんね。
    3.最終校の後に、何度も出ているページもあれば、
      初校が編集長の机で埋もれていてなくなってしまったページも
      ありますよね。どのページがどういう状況か
      誰がわかると言うのですか?
    4.編集長が営業の意見を無視して
      ゴリ押しして進めたフォーマットのおかげで、
      掲載ページの半分くらいに写真サイズの修正が入り、
      写真の差し替えも多く、ご存知だと思いますが、
      とにかく赤字の転記が死にそうなほど多かったんです。
      写真の指示にどれだけの時間が費やされたか考えてみてください。     
    私の力不足を十分認めた上で、十分反省しますが、
    これ以上は無理でした。つまり、“必然”と言えるでしょう)

「むかつくな。台割10くらい直したいところあるよ。
 何でこんな画像が通ってるんだ。俺だったら絶対赤字入れてるはずなんだけどな」

 ・・・・・・・・・・(何度も申しますが、編集長はご覧になっています。
        そして、私もじっくり見たかったですし、見落としたところも
        わざと見過ごしたところもいっぱいあります。
        スケジュールと制作会社、社内のパワーを考えて、
        判断した結果です。
        もともとこのスケジュールでは、妥協するしかないのに、
        今さら、そんなこと言わないでください。
        どの段階でも編集長に、もうここは直さなくていいですね、と
        確認しながら進めたつもりです。
        申し訳ありませんが、私には、これ以上何もできませんでした)

「俺、こんな状態で本出すの嫌だよ」

 ・・・・・・・・・・(そんなこと言わないでください。
        私の名前も、一緒に徹夜してがんばったアルバイトの子の名前も
        載るんです。
        この状況になるまで、何もしなかったあなたにも
        責任があるのでは?)

明日も、残りのページの出張校正が待っている。
明日もこの愚痴を聞かされるのか。
納品しても、後味が悪くなりそうで、くやしい。
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by y.asd_xxx | 2004-06-30 04:19 | 闘ってます