カテゴリ:アルバイト ゴーゴー!( 6 )
彼女たちの理由
仕事が始まったとはいえ、今月の家賃も払えそうにない始末。
だから、週末はまたもやアルバイトをして、昨日は帰ってすぐ寝てしまった。

昨日は、工場でペットボトルのキャンペーンシール貼りの仕事。
30人近くが流れ作業をもくもくと行う。
たばこ仲間の女の子と仲良くなり、一緒に帰った。

彼女は22歳。
職業、フリーター。
自宅の彼女は、携帯電話代が引き落とされず、請求書が届いて初めて、銀行の残高がないことに気づいた。もう、半年、仕事をしていなかった。
仕事することが、好きではないようだった。
それでも、彼女が働かなければならない理由。
母親が体調を崩し、ご飯も彼女が作るようになった。
それが理由と言うわけじゃないのかもしれないが、これまで親に立て替えてもらっていた携帯代、パソコン代などたまりにたまった借金100万円を、2年以内に返しなさい、と宣告されたらしい。
彼女は、ホワイトデニムにモスグリーンのカットソー、そして白い帽子をかぶっていた。
私が編集の仕事をしていると言ったら、「編集ってどんな仕事?」と聞いてきた。
彼女は、DTPをかじったことがあるらしい。「一週間でマスターするフォトシップ」とか、参考書を買って読んでみたが、誤植が多くて、ろくな本じゃなかったともらしていた。
彼女は校正・校閲の素質があるのかも。
彼女がきちんとDTPを勉強したら、一体どんなものを生み出すのだろう。
もしかしたら、私と同じ世界に向いている子なのかもしれない。
彼女は親に借金を返したら、どんなことに挑戦したいんだろう。

今日は、駅前でフィットネスクラブのティッシュ配りの仕事。
女の子4人が集まった。
今日は、5月というのにちょっと肌寒かった。
みんな仕事が終わると、小腹がすいたということでマクドナルドに行った。

一人は、平日会社でホームページを作ったり、書類作成などの入力業務をしているという。そんなに専門的なことをやるわけじゃないから、給料は安い。だから、土日も働いているのだという。
彼女は、3駅分くらいなら電車を利用せずに、自転車を使う倹約家だった。

もう一人は、美大生。
学校まで1時間半かかるうえ、出される課題に追われて平日バイトができない。だから、土日に働いているのだという。
将来は、まだ決めていない。とりあえず今は学芸員の資格を取ろうとしている。学芸員の資格がとれれば、美術館などで働けると彼女は言う。
こんなことを言っては失礼だけど、せっかく美大という刺激的なところに入いるのに、資格なんてつまらないものにこだわっていることに、ちょっぴり残念だった。
学芸員という仕事を私はよく知らないからかもしれない。
たしかに、彼女はものすごく情熱のあるようには見えなかった。
昨日、工場の仕事で、私の3つとなりで仕事をしていた子だと、話をするうちに気がついたが、それまで気づかないほど、おとなしい子だった。
でも、彼女が存在感がないのは、まだやりたいことや夢が見つかっていないからだと思う。彼女にどんな才能やセンスがあるのかわからないけど、私はぜひ可能性を開花させてほしいなと思う。そして、彼女なりの作品を生み出せるといいのになと、勝手に期待してしまう。

もう一人は、平日歯科助手のバイトをしている。
高校を卒業して、スーパーのバイトをしていたが、家族に「やめろ、やめろ」と言われ、就職活動して、歯科助手の仕事を見つけた。でも、きづいたら、また、パートだった。
彼女は就職活動が苦手、嫌いと言っていた。
私は、彼女も以前会っていた。そう、あのAVビデオのピッキングの仕事だ。
笑うとかわいいし、仕事はてきぱきしてるし、周囲への気くばりもできる。
私はいつも彼女に助けられてしまう。
AVビデオの時も、15分前に200本以上の伝票を渡され、時間内に終わらず、残業する羽目になってしまった私を手伝ってくれた。そして、一緒にバスまで走った。
今日も、彼女は先に配り終え、私の分まで手伝ってくれた。
でも、初対面の人からみたら、彼女はちょっぴりぶっきらぼうな感じがするのかもしれない。だまっていると、怒っているように見えないでもない。
彼女は、仕事の後に、派遣先の方からサインをいただく際に、「様」を付けていたので、派遣先の方が恐縮していた。
彼女は、社会人としてもしっかりしているのに、もったいない。
歯科助手の仕事は毎日ではないようだ。
明日もこのティッシュ配りの仕事があればやりたいと言っていた。
平日は、夜10時までで、閉まった後のフィットネスクラブのサウナに入らせてくれるという。
彼女に合った仕事が見つかるといいのに。

日雇いの仕事は、安い仕事ばかりだ。
それでもやっているには、理由がある。
彼女たちは彼女たちなりにがんばって生活している。
私もがんばる。彼女たちも早くそれぞれの道に旅立てるようがんばってほしいな。
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by y.asd_xxx | 2004-05-23 23:14 | アルバイト ゴーゴー!
5月7日 いくら単純作業だからって、さすがに飽きたおシゴト
◆倉庫内作業 第三弾 サントリー編

集合場所は、寂れた駅の改札。そこは駅前に、一軒のタバコ屋があるだけの殺風景な町だった。
今日のおシゴト依頼主はサントリーの工場。
集めら得たのは男女30人。
集合場所で、注意点が1つあった。
それは、サントリー以外のペットボトルを持っている人は、ラベルをはがして持っていくこと。でないと工場内への持込は不可という。
駅前で30人もの人が一斉にペットボトルのラベルをはがしている光景は、ちょっとおかしかった。
そして、ぞろぞろとありの大行列のように、工場へ向かう姿も滑稽だった。

今日のシゴトは、午後2時から夜の11時。こんなに長い時間拘束されるというのに、シゴトは1つ。
1.5リットルの紅茶のペットボトルがダンボールの中に8本すでに梱包されている。しかも大量に。
それを1つ1つ開梱し、1本1本手にとって、キャップ部分に中身が漏れ出しているような汚れがないかどうかチェックする。
これだけだ。
上は40代のおじさんから、下は10代の女の子が30人も集まって、作業は1つ。
力のある男性陣がダンボールを開け、女の子を中心に中身のチェック、終わったら再び男性人が別のパレットの上にダンボールを積み上げていくという流れ作業をもくもくと夜中までやるのである。

しかし、さすが日本人。
サボる人もいなければ、みんなまじめに、手にしたペットボトルをくるっくる回しながら目をこらしているのである。

飽きた私は、仲間を見つけて手を動かしつつ、ギャクをとばして何とかその時間に変化をつけようと努力した。
今まで、日雇いでいくつかの現場を経験したおかげで、仲間を見つけるのは早くなった。

◆だって、飽きるさ。こんなこきは人間ウォッチングに限る。

私は、ある40代のおじさんに注目した。
きちんとマニュアルどおり、ユニフォームの裾をズボンのなかにいれ、下はチノパン。足元はどこか履きならされていない運動靴。
会社員じゃあるまいし、髪はテカテカとポマードが塗られていた。
作業の中で、何か積極的に参加しようとする努力と姿勢は認めるが、本人は気づいているのか、空回りしている。
やつは、リストラ組かな。
転職活動がうまくいかず、取り合えずその場しのぎにやってきたという感じだろうか。

また、10代の女の子もおもしろい。
なんといっても柔軟性、その場に溶け込む能力がすごい。
耳をひそめて聞いていると、彼女は引越しのシゴトが多く、月30万円ちかく稼いでいるらしい。
なぜなら、引越しのシゴトは残業になる確率が高いから。
そのおかげで、筋肉がついたらしく、この1.5リットルボトルの上げ下げ運動も難なく続けられる。
(私なんか、腕が痛くて痛くて、時折さすってみたりすると、横から『サボるなよ!』と仲間からすかさず突っ込みを入れられる始末)
そして、日も暮れ、辺りが一気に真っ暗になるころ、彼女は男性陣に負けじといかに早く、ダンボールを開けられるかということに、プロ意識を見出していた。体の小さい彼女がダンボールに手をかけると、188センチもあるおじさんが、「俺がやってあげるからどきなさい」と、何度邪魔されても、隙を見て開けてみては、「ふふ、ちょっと早くなってきた」「プロっぽくなってきた」と喜んでいた。
こんなシゴトでも、喜びやこだわりを見出せる10代に拍手!

11時、作業終了間際、バイト先から電話があり、明日も仕事が入ることが急遽決定した。
家を出るのは、6時50分。
帰って、お風呂入って、ビール飲んだら終わっちゃう……。

しかし、実際はビールを楽しんでいるころ、友達が遊びに来て、4時まで寝れなかった。
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by y.asd_xxx | 2004-05-08 23:28 | アルバイト ゴーゴー!
5月1日 十数年ぶりの飲食店での接客
◆日払いのバイトで、ホールでの接客?

たぶん、ゴールデンウイークで学生がお休み取ったんだろうね。
今回のおシゴトは渋谷の居酒屋チェーン店Aでのホールでの接客。

注文いただいたものを席に運ぶだけだけど、
渋谷のセンター街にある居酒屋チェーン店なので、
そこそこの集客があるわけで、
席だって1フロアに242席もある。
そんなところのホールスタッフのうち、8人も
初めて、というか1日だけのスタッフでいいのかよ!と思ってしまう。

おっと、そんなこといったら私の収入がなくなってしまうじゃないか。
いかん、いかん。シゴトしなきゃ。

まず、フロア内の席の配置を覚えて、キッチンから出てくる料理を運ぶ。
「おう~い、ちょっと待って」
おっ、呼ばれたのは私?と振り返ると、常勤のスタッフ(たぶんアルバイト)の方だった。
サーバーも一緒に持っていかなくちゃいけなかったらしい。

料理によっては、サーバーとか、スプーンとか、ナイフとか、取り皿とか
そういうのも必要なのだ。当然だけど。
1日限りのおシゴトじゃ、料理名も覚えられないし、それに何を付けなきゃいけないかなんて覚えられるわけがない。

その方は、
「自分がお客さんになったつもりで、この料理をどうやって食べるか考えて、
必要なものを適当に持って行って」と。
おいおい、確かにそうだけど随分おおざっぱな指導だな。
そんなのわかるかい!

そして、この指導してくれている人は、
たぶん学生のアルバイトで、私より10歳くらい年下なんだろうな。いかんいかん、姉御的な考えしてしまった。

◆居酒屋で店長を目指す人って

でも、私と同じ年の人なんて役付きの人なんだろうななんてことをふと考えてしまう。
居酒屋の店長をめざすという人生ってどんなものなのだろう。
私の予測では、居酒屋チェーン店の社員は、いろんな店舗を転々とするはず。
配属される店舗こそが、評価の証。
つまり、渋谷店を任されるなんて優秀なんだろうな。
でも、この立地条件できちんと収益を上げ続けなければならないプレッシャーも大きいことだろう。
そう、まさに今日のようにスタッフが足りないときをどう乗り切るかなんて正念場だよね。
そういえば、休憩室近くに
「大晦日以来の大ピンチ!ゴールデンウイークは人手不足です。できるだけ入ってください!」
と書かれた張り紙が貼ってあった。
どんなに優秀な社員が数人いたところで、店は回らないわけで、
普段から若いスタッフたちを丁寧にマネージメントしなきゃならない。
そう、そのスタッフたちが私たちのような初めてちゃんをうまく使いこなせるように。
そういう意味では、スタッフのフォローもよかったし、さすがだと思う。

最もすばらしいのは、店長の笑顔。
どんなに忙しい状況でも、包容力のある笑顔でスタッフにも対応しているところ。
この余裕はどこから来るのだろう。
この人はどれだけの修羅場を経験してきたんだろう。
しかし、この余裕があるからこそ、信頼できる。最悪の事態には、なんとかしてくれると思わせる。
だからこそスタッフは負かされているという意識が芽生え、精一杯がんばれるのだろう。
う~ん、マネージャーとして、上司として、学ぶべきところの多い店長ですな。

◆シゴトなんて聞いてないことばかり

しかし、ピークになる9時~10時代に呼び込みをするなんて聞いてない
(この日雇いバイトあっせん会社Gのおシゴトは聞いてないことが多すぎる)
サワー半額キャンペーン中のため、それを書いた看板を持って、
店先で「サワー半額です!いかがですか~」と大声を張るのだ。
ゴールデンウィークとはいえ、ここは渋谷センター街。
誰がいてもおかしくない。
こんなところを誰かに見られたら、たまったもんじゃない。
あっ、前の会社の秘書の子に似てる、違うよな。良かった。
えっ、あれは先輩じゃないよね。違う、違う。良かった。
そんなビクビクしながら、カラオケの呼び込みのお兄さんと肩を並べて呼び込み。
副店長らしき社員の方も一緒に呼び込みしていたので、
サボるわけにもいかず、そのうち、やけになって大声出していた。
私ってプライド捨てて、何でもやってのけちゃうのよね。
自分ながらすごいと思う。

◆最近の居酒屋事情

最後に感じたこと。
ふと、キッチンに目をやると、韓国語が飛び交っている。
最近の激安居酒屋チェーン店ってこうなのか。
そういえば、以前、友達と渋谷に飲みにいったとき、
たまたま入ったお店は、内装にすごくお金がかかってて、
(というか、クラブか何かを改装したんだろうなってゴージャスな店で)
だけど、スタッフは全員片言の日本語を話す外国の方だったな。

そして、お皿を割ることも、お客さんやスタッフの方に怒鳴られることなく、無事終了。
17:30~24:00(6時間30分 ※一度も休憩がなくてきつかった)で6,578円。
時給換算で、1012円のおシゴトでした。
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by y.asd_xxx | 2004-05-07 03:02 | アルバイト ゴーゴー!
4月30日 なえる・めげる・くじけるおシゴト
◆私の目の前にあるのはAVのDVDの山

昨日、日雇いバイトあっせん会社Gからは、
「検品のおシゴト」としか聞いてなかったのに……。
行ってみたらまさに目が点。
棚に陳列されているのは、どこを見てもオンナの裸・裸・裸。
そう、今回のお仕事は、書店から注文を受けた伝票を片手に、
棚から注文を受けたアダルト映画のDVDとVideoのピックアップして、箱に詰めて、
検品担当に渡すまで。
集められたのは、15人の女の子たち。それもたぶん10代の若い女の子ばかりだった。

以前、職員による盗難事件があったとか。
たぶん、若い男の子だったんじゃないかな。
だから女性限定でバイトを集めたってわけね。
女性の業務支持者からはこんな説明もあった。
「パッケージをじっくり見ないように。気持ち悪くなるから!」と。

1時間もやっていると、本当に気持ち悪くなってきた。
ヘルス嬢、レズビアン、痴漢、レイプ、オナニー、ザーメン……。
そんな言葉が目に飛び込んでくるのと、何よりパッケージの裏がグロいよね。
普通の映画のパッケージより、写真の点数は多いし、決定的なシーンが満載。
もう、これだけ見ればお腹一杯だよ!と思った。

◆こんなシゴト、若かれし女子にさせるな!

私自身、セックス好きだし、アダルトを否定するつもりはないけど、
「私、なんでここにいるの?」
「私、何やってるの?」
と何度も何度も自問自答を繰り返ししてた。
男どもの快楽のために、なんでこの私がこんなことしなきゃならないのよ!!!と。

薄暗い倉庫の中で社員の方から、
「難しい仕事をお願いしているわけじゃないんだから、もっと早くやって」と檄が飛ぶ。
ノルマというわけじゃないが、どれだけの伝票を処理したか、
リストにチェックさせて作業の進行状況を社員がチェックしている。
確かに誰でもできるおシゴト。難しいことなんて何ひとつない。
なんなら機械でできるおシゴト。

休憩中、今回一緒に派遣されたスタッフ同士で話をするわけでもなく、
ある子は携帯メールに必死になり、ある子は本を呼んで、ある子はずっと下を向いていた。
こんな若い子たちになんてことさせるの。
恋愛もろくにしてないような若い子たち。
恋愛に夢を持っているようなかわいい子たち。
いくら商品コードを見ながらかごに入れていくだけって言ったって、嫌でも目に入るでしょうが!
男どもを悦ばすためのオンナのあられもない無残な姿が。
大人の私だって悲しくなってくるよ。まったくもう。

13:00~21:00(7時間15分 ※休憩を除く)で5,600円。
時給換算で、772円のおシゴトでした。

         *   *   *

おいおい、今夜のCBSドキュメントまでアダルト業界特集なんかやらないでくれよ。
もう、うんざり×××。
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by y.asd_xxx | 2004-05-07 03:01 | アルバイト ゴーゴー!
4月27日 ちょっと前の自分と今の自分の狭間で
◆念願の単純作業

今日は倉庫内作業。
私はシゴトで徹夜続きのとき、こういう何も考えなくていい単純作業がいいと思っていた。
上司は、「ふん、そんなのすぐ飽きるよ。君はね」と言ったものだ。

工場でのおシゴトはまず体操から始まる。
体操なんかするの、去年の球技大会以来だな。

私たちが担当するのはサンエーインターナショナル様(NATURAL BEAUTYやPrivate Label)のブランドの洋服の仕分け。

作業はいたって簡単。
ダンボールに入っている商品をコードを見て、同じもの同士ハンガーにかけたり、箱に分類していくだけ。
だだっ広い倉庫の中で、膨大な量の商品を分類していくと、
この服かわいい!なんて思わなくなってくる。

◆今の自分って。

単純作業というものはやればやるほど、無心になる。それに慣れてくると、ぼんやり考え事を始める。

私がふと考えてしまうのは、
この間まで、サンエーインターナショナルの人事と、広告の原稿どうしよう、ああしようとやり合っていた自分。
それが、今は工場で名もなき作業員。
私がこんなところにいることすら、かつての同僚や上司は知る余地もない。
今の自分を見たら何というだろう。
ああ、情けない。
これも三十路目前にして全く貯金しなかったばっかりに。
そして、29歳の、この不況下の就職戦線を甘く見た私が馬鹿だった。
かつての上司から「辞めるの、早かったかもね」と言われると、胸が痛い。

◆目標ある子は輝いている。ああ、私もしっかりしなきゃ!

このおシゴトには女の子(おばちゃんも混ざっていたが…)が15人集められていた。
一緒に作業していた女の子3人と食堂でランチをしていると、
一人は、「えっ、このシゴト交通費でないの!こんな遠くまで来たのに。え~でこの金額。やってられない。だまされた。もう絶対このシゴト断る。割りに合わない」と愚痴ばかりこぼしていた。
もう一人は、「実は来月カナダに留学するんだ。だから、今はできるだけ稼いでおこうと思って。初めての海外で、初めての一人暮らしだからドキドキしてるんだよね」と。
すると、もう一人の子が「え~私も!私はアメリカに行くんだ」と。
最近の子は海外脱出組みが多いのね。さすが、見上げたものだ。
4月のこの時期に、ましてや平日のこんなところで日雇いのバイトしてるなんて、どんな子たちなのだろうと思ったら、なかなかしっかりしてるじゃない。
がんばれ!がんばれ!
私もこんなところでくじけてる場合じゃないな。本来の自分に戻らなきゃ!。がんばろう!

駅で15人集まったときは、
その場だけの出会い。その場しのぎの仲間という雰囲気がだたよっていて、
友達同士で来てる子たちだけの会話しか聞こえなかった。
誰もが他の子たちと目を合せることもなく、目的地に進み、目的の作業をこなし、所定の時間をやり過ごす。
無機質な空気だけが流れていた。
でも、一人ひとり事情があり、一人ひとり夢も目標もある。
中には大して働く気もなく、小遣い程度のお金欲しさのために働いている子もいるだろう。
私のように、バイトも選べなくて、転職活動もうまくいかなくて、生活費もないけど、長期でバイトする気もないからこのシゴトを選んだ人もいるだろう。
そして、限られた時間の中でできる仕事を求めてきた子もいる。

がんばっている子はいっぱいいる。
そんな子に出会えたことは、このシゴトの何よりの収穫だ。

9:00~16:00(6時間 ※休憩時間を除く)で6,200円。
時給1033円プラス素敵な出会いと発見のおシゴトでした。
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by y.asd_xxx | 2004-05-07 03:00 | アルバイト ゴーゴー!
4月26日 初めてのガテン系おシゴトに挑戦
◆初仕事は、引越しの梱包

無計画に、貯金もなく会社をやめたばかりに、とうとう生活費が底を付いた。
生活費を稼がないことには、転職活動どころではない。
そこで、バイトを始めた。いつ、面接が入ってもいいように、日雇いのバイトだ。

日払いバイトの会社に登録して、初めてのシゴトだ。
初めて会う女の子2人と緊張しながら現地に向かう。
現地とは、今日のおシゴト先である一軒のお宅。

シゴトは引越しの梱包。
私にとって初のガテン系のおシゴトだ。

女の子3人で待っていると、一台のトラックが来た。
アート引越しセンターのトラック。
そう、今日の給料をいただけるのは、アート引越しセンター様なのだ。

29歳の男性1名と19歳の女性の指示に従い、まずは着替え。
あの「つなぎ」に着替えるのだ。
そして、お宅におじゃまし、次々に梱包を始める。

◆19歳のいじめに耐える“けなげ”な私

今まで普通に生活していた場をただの部屋にし、ものというものを全てダンボールに納める。
私のように素人にとっては、どこから手を付ければいいのかわからない。
「何をすればいいですか?」
すると、19歳が私に向かってきっとにらみをきかせて、
「自分で考えて手を動かしてもらわないと困るんだよね」と。
そんなこと言ったって……。
そして、ダンボールに入れ終わったので、テープを貼る。
19歳の手元にあったテープを取ると、
さらに、にらんできた。
何がいけないのよとビクビクし、「お借りします。お借りします」となぜか二度も言ってしまった。
そして、使い終わったら「ありがとうございました」と19歳に戻した。
何でこんな気を使わなきゃいかんのだ。とほほだよ。

次は、ダンボールの壁面に中身を書く。しかし、私たちは黒ペンを持っていない。
「すいません。ペンを貸していただけますか」
「え~、持ってないの!!!!!!」
今度は、眼飛ばしてきた。これまでは、斜めににらまれたが、今回は正面きってにらんでいる。
きゃ~、この子はヤンキーなの。勘弁してよ。だって、ペン持ってくるなんて聞いてないし。

この子と話しててもらちがあがらないと思い、29歳を呼んだら、そんなりペンを貸してくれた。
そして、もう一人一緒にきたバイトの子に、テープってどこにある?と聞いて自分用のテープもゲット。
これで、19歳と接触しないですむ。ふ~。
その後は19歳に近寄らないように、もくもくとおシゴト、おシゴト。

◆19歳の正体

一軒家は2階建て。だが、中二階に物置があり実質3階分。しかも3世帯で、そこそこ金持ちらしく、とにかくものが多い。
朝8時から始まったというのに、午前中かけても1階の居間と和室しか終わらなかった。

そしてやっとお昼。
お昼はどうするのかと思ったら、住宅地の中、つなぎを来たまま、5人でぞろぞろ近所の定食屋へ。
10人も座れないカウンターと4人しか座れないテーブル1つの小さな定食屋。
テレビはお決まりのみのもんた。

アート引越しセンターの29歳と19歳は、ものが多すぎる、これじゃ夜になっても終わらないと事務所に応援の手配をしていた。
19歳が29歳と話すとき、私と話すときと明らかに違っていた。
死後かもしれないが、キャピキャピしているというのが一番しっくりくる。
そして、29歳が私たちの年を聞いて、私も29歳だと知ると、29歳は私に向かって話してくる。
19歳は私と29歳が話すのが気に入らないらしい。
「ツッチーさん(29歳)、私たちと明らかに(私への)対応が違う」
と。くだらん。全くくだらん。出会いを求めて来たんじゃない!私はお金がないからここにいるだけよ。
どうして、こう低レベルな話しかできないのだ。

その店は、狭くて汚くて古い店だった。
しかし、油で汚れた額には、「北海道日航ホテル料理長殿」「冬季オリンピックの選手村」での協力に対する感謝状が飾ってあった。
むろん、料理はかなりおいしかった。
ボリューム満点のハンバーグ定食は、肉がふわふわで、しかも650円。
私は横に座る10歳も年下のむかつく女を無視し、定食を心ゆくまで堪能した。

◆思いがけぬお土産

午後は、2階に上がり、本棚を片付ける。
本棚にびっちり並べられた本とアルバムは、一度入れたきり絶対に取り出してないだろうと思うくらい完璧に隙間なく埋まっていた。
取り出すと誇りが舞い、自分の鼻の中が真っ黒になっているんだろうなと思った。
本棚の次は、衣装部屋。
かばんだけでMサイズのダンボール3箱。そのうちの1箱はグッチのみ。新品同様のグッチは埃がかぶっているものも。
私はブランド物を持っていないので、丁寧に扱わねばとそのときばかりはいささか緊張した。
次は、食器棚。もちろんお皿を一枚一枚紙に包んで梱包。
そして、机の引き出しの中も、少しずつ紙に包んで梱包。

アート引越しセンターの人に言わせると、
「引越し自体はダンボールを運ぶだけだからどうにでもなる。何が大変って梱包が大変なんだよ。俺みたいな男でも梱包がほとんどだよ」と。
そう、この梱包という作業がなかなか侮れないのだ。
朝8時から当初予定終了時間の夕方4時になると、指が動かなくなる。私のように、ずっとパソコンに向かった仕事をしてきた人間にとって、箸より重いものなんかめったに持たないわけだから、紙を包むというのは普段使わない筋肉を使っているわけ。だから指を動かす筋肉がピクピクいい出したのだ。

結局、4時を回って、他の現場から6人くらい応援が来てくれたおかげで、私たちは2時間残業して終了。
残りは、プロにお任せである。

シゴトが終了すると、「作業確認書」なるものに担当者(アート引越しセンター様)のサインを頂いて帰る。
29歳にサインをいただき、着替えて帰ろうとすると、29歳が戻ってきた。
携帯の番号が書かれた紙を渡された。
「暇だったら電話して!」といって奴は去っていく。

……。

ええっと。こんなお土産はいらないのですが……。
興味を持っていただけたことに感謝し、私もまだまだ捨てたもんじゃないなと思いつつ、帰宅したのであった。

でも、この年になると、
「彼氏いるの?」ではなく、「結婚してるの?」と聞かれてしまうのが、哀しい。

2時間の残業代合せて、8610円のおシゴトでした。
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by y.asd_xxx | 2004-05-07 02:59 | アルバイト ゴーゴー!